あなたではなく、神
66巻にわたる聖書の、最後の書である黙示録。
そこには、天の御座の前で礼拝を捧げる24人の長老たちの姿があります。
彼らは勝利者たちです。
24という数字は、「統治」を現す12という数の2倍です。
彼らは旧約と新約の双方の勝利者たち、もしくはイスラエルと異邦人の双方の勝利者たちを象徴していると言えるでしょう。
彼らには天で冠が与えられています。
すでに説明した通り、冠は勝利者の証明です。
しかしその冠が、ここでは意外な使われ方をしていました。
弟子のパーパス ―神の栄光―
最後に、キリストの弟子のパーパス(目的)を知りましょう。
「目的?キリストに似るのが人生の目的でしょう?」と思う人もいるかもしれません。
しかしビジョンとパーパスは別です。
パーパス(目的)とは「なぜそのビジョンを目指すの?」に対する答えです。
企業や団体でもビジョンを掲げることは多いのですが、その背後にあるパーパス(目的)は見落とされがちです。
そしてこの、外からは判別しにくい、内なる目的意識は、私たちの人生を大きく左右していきます。
ひとつのときに、ひとつのことを
凡人は多くのことができますが、達人は一つのことしかできません。
神はあなたを器用貧乏にしたいのではなく、プロフェッショナルにしたいと願っています。
賜物と召命に従うコツは、与えられた小さな仕事に集中することです。
イエスは地上での3年半、父なる神によってイスラエル民族にだけ遣わされました。
召しに忠実だったからです。
しかし、イエスは答えて、「わたしは、イスラエルの家の失われた羊以外のところには遣わされていません」と言われた。(マタイ15・24)
主ご自身を知る
「自分の召しが分かりません。どうすれば分かりますか?」
と言う質問がしばしばあります。
召しについて聖書から学べば学ぶほど、「それで、いったい私の召しは何ですか?」という焦りが生まれがちです。
これは御言葉を学ぶときにありがちな「落とし穴」です。
御言葉によって真理や原則を学ぶことは大切ですが、それ以上に大切なのは、御言葉を通して主イエス自身を知ることです。
召された道を歩むための確実な方法は、常に道であり真理であり命である方と出会い続けることです(ヨハネ14・6)。
召しに応える
ある学者が、スポーツ雑誌のバックナンバーを調べた結果、スポーツの記事でもっとも多く使われている動詞は、打つ、投げる、蹴る、などではなく「続ける」と「呼ぶ」だったそうです。
「続ける」は試合に出続ける、走り続ける、などです。
「呼ぶ」は日本代表に呼ぶ、監督が選手を呼ぶ、などです。
サッカー選手は自分で勝手に日本代表ポジションを選ぶのではありません。
選手の特性を見抜いた監督に呼ばれ続けるから活躍できるのです。
スポーツの世界でも呼ばれることが鍵であるように、キリストの弟子の生き様も主から召され続ける(呼ばれ続ける)ことが鍵です。
御子の与える5つの賜物
ここで3つめのカテゴリーの賜物についても簡単に触れましょう。
御子イエスが与える5つの賜物です。
こうして、キリストご自身が、ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。(エペソ4・11)
ここに書かれた5種類の人物は、通称「五役者(ごえきしゃ)」と呼ばれる5種類の賜物です(エペソ4・8)。
ただし、五役者は個人に与えられる賜物ではなく、「教会」への賜物なので、ここでは詳しい説明は避けます。
聖霊が与える9つの賜物
続いて、2つめのカテゴリーを見てみましょう。
今度は聖霊が与える9つの賜物です。
これらは、ローマ書12章の7つの賜物とは違い、イエスを信じた者たちが聖霊に満たされて与えられる賜物です。
聖霊からの賜物です。
ある人には御霊によって知恵のことばが与えられ、ほかの人には同じ御霊にかなう知識のことばが与えられ、またある人には同じ御霊による信仰が与えられ、ある人には同一の御霊によって、いやしの賜物が与えられ、ある人には奇蹟を行う力、ある人には預言、ある人には霊を見分ける力、ある人には異言、ある人には異言を解き明かす力が与えられています。
しかし、同一の御霊がこれらすべてのことをなさるのであって、みこころのままに、おのおのにそれぞれの賜物を分け与えてくださるのです。
(Ⅰコリント12・8-11)
この御言葉の中に含まれている、それぞれの賜物を簡単に説明しましょう。
父が与える7つの賜物
賜物にはさまざまな種類やレベルがあります。
あなたが得意なこと、できることは、どれも賜物です。
自転車に乗れる、ギターが弾ける、足が速い、歌がうまい、計算が得意、掃除が得意、聞き上手、笑顔がすてき...どれも賜物です。
神は私たちが仕事や生活の面でも充実できるため、これらの賜物も備えてくれます(伝道者5・19)。
けれどももし、あなたが神の国で実を結びたいならば、聖書に登場する賜物を特に意識する必要があります。